『花より男子〜Boys Over Flowers』
After Story〜5年後のF4達〜
BGM : Some Time 唄キム・ヒョンジュン本人(SS501)
No.2 ユン・ジフ編(日本名:花沢類)

                        ↑↑解説↑↑

ジフは回想のみ。

ジフはストーリーを通しずっとジャンディのピンチを助け、見つめてきた。

自分の気持ちとずっと戦いながら。
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(回想シーン:懐かしい写真)

たまたま二人で立ち寄った先で見つけたウェディングイベント。

2位の賞品が牛肉セットでそれを欲しそうな顔で見つめていたジャンディ。

肉すらも食べられず我慢している両親に送ってあげたかったのだ。

『俺達も出よう』と提案するジフ。

だが運悪く1位になってしまい、最後にジフは2位を獲得したカップルにお願いして賞品を交換して貰い牛肉セットをジャンディに渡す。

1位になったことよりも牛肉が手に入ったことに大喜びしてジフに抱きつくジャンディ。

ジフの心中は複雑。
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(回想シーン:忘れられないハンカチ)

ジュンピョのいじわるでクラスメート達から卵やら小麦粉やらを投げつけられいつもの非常階段へ逃げ込んだジャンディ。

だがいつもジフもここで昼寝をしていたので見つかってしまい気まずいジャンディだが、ジフは無言でハンカチで拭いてくれる。

他人には一切感心を持たないジフの珍しい一件。
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(回想シーン:初めての出会い)

ジャンディの転校初日。

馬鹿みたいに広い校内で地図を片手にプールを探していたジャンディはふと綺麗なバイオリンの音に誘われてやってくると、なんとも綺麗な男が一人寂しくバイオリンを弾いている姿を見る。

こっそり眺めていたがバレてしまって慌てたジャンディは『プールはどこですか?』ととっさに聞くがジフは無言で方向だけ差して教えてくれる。

この時ジャンディはジフに淡い初恋を抱く。
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(回想シーン:ジュンピョがいるシンガポール)

ジュンピョが仕事のために母と共にシンガポールに行ってしまってからまるで連絡がなくなってしまったことを心配しジャンディは彼を追って一人シンガポールまでやってきたが、どうしてもジャンディが心配でいてもたってもいられなくなったジフは自分も慌てて飛行機に乗り込みやってくる。

母からのジャンディに対する嫌がらせを辞めさせるために泣く泣くジャンディを諦めたジュンピョはわざとジャンディに連絡しなかったのだ。

ジャンディより先にジュンピョに会ったジフはそのことを知り、シンガポールにいる間片時も離れずにジャンディの心の支えとなる。
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(回想シーン:最後のダンス)

ジャンディの卒業パーティにやってきたF4の3人。

それぞれと踊り、最後にジフと踊る。
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(回想シーン:形見の指輪)

ジフは元大統領の祖父から『愛する人が出来たら渡すがいい』と譲り受けた指輪をジャンディに渡し告白するが、どうしてもジュンピョが忘れられないと指輪を返される。
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(回想シーン:洗車という名の水浴び)

元気がないジャンディを励ますために一緒にジフの車を洗うがいつのまにか二人ではしゃいで水浴びをした記憶。
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(回想シーン:シンガポールでの最後の夜)

ジャンディの靴が壊れてジフがおんぶしてくれる。

そして同時に『ありがとう』という。

ジャンディ『なんであなたが?』

ジフ『生まれて初めて自分の力でお金を稼いだんだ。こんな体験が出来たのは君のおかげだ。だからありがとう』

この後ジフは自分で稼いだお金でジャンディに靴を買ってあげる。
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(回想シーン:最初で最後のキス)

ジュンピョ所有の島へリゾートにきたジフだが長いこと片思いしていた最愛の人が離れて行ったことで荒れていたジフが慰めを求めてジャンディに密かにキスをする。

これを見てしまったジュンピョが怒り狂い、この後ジュンピョとジフの戦いが待っている。
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(回想シーン:雪山での雪だるま)

ジャンディと出会うまでは笑うことすらしなかったジフ。

笑みを浮かべながらいろんな思いを抱えて作った『ジャンディだるま』
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ジャンディの気持ちがもうジュンピョにしかないと解ってからもずっとジャンディの傍を片時も離れずサポートし続けてきた。

ジャンディのソウルメイトであるジフ。

『ジュンピョヤ、俺は自分の気持ちが怖いよ』

そうつぶやくジフの言葉に全てが込められている。



ユン・ジフの生い立ち
ジフの両親はジフが幼い時に交通事故で同時に亡くなった。

その車の中にジフも乗っていた。

まだ幼かったジフは遊び半分で運転する父の目を後ろからふさいだ。

そのせいで事故が起きたのだ。

運がいいのか悪いのかジフだけが助かった。

当時大統領だった祖父が幼きジフを引き取ったが、祖父は抱きしめるどころか幼きジフが近寄る隙すら与えてはくれなかった。

『俺が両親を殺した。だからおじい様は俺を恨んでいる』

ジフが人間嫌いになったのは、十数年に渡りその思いを抱えてきたせいだ。

だが唯一ジフが心を許す人がいた。

初恋のミン・ソヒョン。

世界を股にかける人気モデルだ。

両親がいない幼きジフの傍にいつも一緒にいてくれた。

姉であり、母であり、初恋の人。

彼女も法律家の娘、世間はいずれ稼業を継ぐだろうと言われてきたがジフの思いとは裏腹に彼女は稼業を捨て自分の足だけで世界を歩いていく決意をしてしまう。

ジフの思いを置き去りにして単身イタリアに飛んでしまうソヒョン。

『引き留める勇気も、追いかける勇気もなくて、それで男だと言えるの?』

ジャンディに言われた一言で気づくジフは彼女を追ってイタリアに飛ぶ。


後日談:

もうイタリアから戻らないつもりでF4の仲間達と涙の別れをしたはずのジフはしばらく後に学校に帰ってくる。

『俺は毎日彼女のアパートで、一人彼女の帰りを待つだけしか出来なかった。俺は毎日彼女に好きだと言い続けてきただけで実際には彼女に何もしてやれなかった、ただの怠け者だった』

それに気づいてしまった高校生のジフ。

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