星から来たあなた
第5話

船内で。

船から落ちそうになったソンイを時間を止めて救い客室に寝かせるミンジュン。

ソンイはミンジュンを引き寄せてキスをする。

まだ夢の中。

ミンジュンが地球人と初めてしたキスだ。

目を開けるソンイ。

ソンイ「狂ったのね」

ミンジュン「チョン・ソンイ、それ・・・」

ソンイ「シー」

ミンジュンの口に人差し指を当てるソンイ。

ソンイ「他人の夢に出てきてさっと話そうとしてるんじゃないの?そうね、今までわたしがすごく寂しかったのよ。体も辛くて。今まさにいやらしい夢でも見て嫁に行くときが来たのね。ホルモンは正直だわ・・・。こいつ時々夢に出て腕枕をしてよ・・・ウ〜ン、寒い」

またミンジュンを引き寄せるソンイ。

ミンジュンは無理な大勢で左腕が痛い。

『うまく終わりました』と部下がジェギョンに言う。

『見た人はいないな?』と確認するジェギョン。

いつも欲心が問題で欲張らなければ自分がこうすることもなかったとも言っている。

その会話を立ち聞きするミンジュン。

そしてその姿も垣間見る。

ジェギョンの部下に追われそうになり瞬間移動で書庫に戻ったものの階段で足を踏み外し左腕を痛めてしまうミンジュン。

これが船内で実際に起きたことだった。

UFO。

自分が出た夢はどんなものだったのかと問うミンジュン。

それを聞いてどうするのとソンイ。

ミンジュン「いやらしい夢のようだな」

呆れるソンイ。

ソンイ「え?わたしの何が不足で?先月もチョ・インソンとキスした女よ!映画で」

ミンジュン「誰が何をしたって?」

ソンイ「チョ・インソンはわかるでしょ?チョ・インソンを知っていてチョン・ソンイはどうして知らないって?」

テレビを付けドラマにCMと蛇口をひねると水が出るように自分が出てくるとアピールするソンイ。

ミンジュン「わたしはニュースだけ見るんだが」

するとUFOがニュースに出てくる。

チャンネルを変えようとするソンイを制止するミンジュン。

ソンイ「こんなのが好きなの?UFO、外界人、まあ、こんなの?どうしたの?小学生なの?」

朝鮮時代。

江陵(カンヌン)の夜空にもUFOが飛翔していた。

江原道の監営では各県監が集まり会議をしていた。

監司(観察使のこと)のイ・ヒョンウクは報告を聞き激怒する。

そんなたわけたことを王の前で言えというのかと。

政権交代直後でそんな雰囲気ではないのだとイ・ヒョンウク。

民心が不安がっていると引かない県監もいるが民心は次の事件が起きればそっちに向くものだと監司。

(※王が代替わりして1年しか経っていない時期)

何かないのかとイ・ヒョンウクが問うとカンヌンの県監がイファの話をし始める。

烈女碑を立てるために嘘の自殺をしたのなら大罪であるためUFOの噂を帳消しにできる上 にその者を捕縛すれば功も立てられ一挙両得だ。

こうしてイファの実家は軍により検分されることになる。

イ・ヒョンウクは王を欺いた罪だと言いイファを引き渡すようにと要求する。

イファの父は『娘はもう死んだ、剖棺斬屍にでもするというのか』と声を荒げるが聞き入られずに検分が始まる。

※剖棺斬屍 プグァンチャムシ 死体をバラバラに切り刻む極刑のこと。

イファの父は母がイファを活かすと信じていたと語る。

そしてイファは既に逃げたものと思っていたのだが命の恩人を死なせる訳にはいかないとミンジュンのところに行ったと聞かされ驚く。

それはまだ家にいることを意味したからだ。

母の言うようにイファは瀕死のミンジュンの体を。

イファ「起きてください。旦那様は直符使者(チョスンサジャ)ではないのですか?お化けではないのですか?目を開けてください。わたしを守ってくれるって」

父は剣を取り応戦していたが兵の鉾に刺され無念に果てる。

その後兵が戸を開けるたがそこには誰もいなかった。

(※大監をこのように殺すなんてありえない)

昔のことを思い出していたミンジュン。

ソンイはニュースが全て本当ならどうして宇宙人はいないのかという。

またスーパーマンのようなのがいて困った人を助けない、と続ける。

『どうして助けないといけないんだ。自分たちで何とかしろ』とミンジュン。

宇宙人の意味を知らないのか?地球以外の惑星に存在できる知的生命体だと続ける。

ソンイ「スーパーマンもクリプトン星から来た宇宙人だけど?」

能力があるからと命を懸けないといけないのか?極端な利他主義は精神障害だと言うミンジュン。

ミンジュン「お前たちだけで助けて生きろ。どうして宇宙人に助けてくれと?」

ソンイ「あなたが宇宙人なの?」

ミンジュン「いや」

ソンイ「あなた、超能力あるの?」

ミンジュン「そんなことは・・・」

ソンイ「それならどうしてあなたが真剣なわけ?あなたが助けてくれるの?」

ベランダに出る二人。

ソンイ「どうしてわたしがこの建物に引っ越してきたか知ってる?あれ(看板)がよく見えるじゃない。あそこが我が国で一番高い場所なのよ。あそこに広告を出せば一月につきなんと1億。だからあそこに当代最高のクールなスターの顔がかかるのよ。それで今それはわたしで」

ミンジュン「そこにそのようなものあったのか、今日初めてわかった」

ソンイ「そんなマヌケだからわたしを知らなかったのよね・・・。わたしがこの座に昇るまで12年もかかったの。夜寝る前に朝起きた時も憂鬱な時にお腹が空いてるのにダイエットして何も食べられない時あれをぱっと見ていると気分も良くなってお腹もいっぱいになったつもりで・・・人に傷付けられる時もわたしがあのようにきれいに笑っているのを見ているとちょっとは慰めにもなって・・・わたしはそうなのよ」

ミンジュン「人から傷つけられない方法教えようか?何も与えることももらうこともやめて何も期待するな。そうすれば失望することも傷付けられることもない」

ソンイ「それならあなたは何を楽しみに生きるの?家に誰か遊びに来たことないわよね?見たところ友達もいないみたい。家族はいるの?そんなに島のように生きるのは寂しくないの?」

ミンジュンは記者たちに付き人といつも周りに人は多いがお前も今はここに一人でいるじゃないかと答える。

ソンイ「どうして一人なのよ?わたしたち一緒にいるじゃない!」

ミンジュン「ああ、これを写真に取ればとんでもない件数なのに馬鹿な人達」

直後ソンイはミンジュンの肩を組む。

そして『ここよ!わたしはチョン・ソンイなんだけどこうしているのよ〜!』と騒ぎ出す。

ミンジュン「1メートル!」

大きな声を出すミンジュン。

『ずるい・・・』と言い少し離れるソンイ。

ソンイは笑顔を浮かべ、ミンジュンは葛藤しているようだ。

エントランスで。

記者のフリをしてチキンやピザを振る舞うフィギョン。

なにも明かされたことはないし自殺かもわからない。

『自殺だとして仲の悪い俳優同士だからと水に飛び込む人がどこにいる?ハン・ユラはノ・ソヨンのブーケを受け取ったのだしそれのどこが死ぬ人の行動なのか』とフィギョン。

それがどうしてわかったのか?見たのか?と問う記者。

フィギョンは『参加者から聞いた。チョン・ソンイは関係ない』ということだと力説する。

別の記者は人々がそうだと信じたいのだという。

人々は事実を知りたいだけではなくて腹いせしたい相手がほしいだけだ。

誰かが不幸に責任を負わなければならないからと記者。

『それならチョン・ソンイは?もしもチョン・ソンイになんの罪もなければあいつはどうなるんだ?それは誰が責任を取るんだよ!?』とフィギョン。

『あなたどこの記者だって?わたし間違いなくどこかで見たようなんだけど・・・』と記者。

フィギョンは笑ってごまかしチキンを頬張り始める。

そんなフィギョンをモニターで見ているソンイ。

陶器製のウサギ。

ソンイ「私達もチキンを食べようか?チメク(チキン&ビール)はどう?チメク?わたしは憂鬱なときは無条件にチメク」

ミンジュン「眠ろう。騒がしくせずに」

ソファーにブランケットと枕を持ってくるミンジュン。

ソンイ「ところであれってなに?(日記にあった)最後の3ヶ月なんとかって?いや、まあ、どうも日記を読んだのは悪かったけどどこかに行くの?じゃないなら持病でもあるの?」

ミンジュン「質問するなって言っただろ」

ソンイ「あ〜ソファーでは眠れるかわからないわ。いや〜、わたしは不眠症なのよ。芸術する人々は通常感性が鋭敏でみんなそうなんだって。しかも他人の家でしょ。わたし寝る場所が変わるのに敏感なのよ。あ〜、まあ本でも何冊か見せてくれない?」

ミンジュンもまたベッドで本を読んでいる。

ソンイ「昔、陶器製のウサギがいました。ウサギは幼い女の子を愛してその子が死んでいくのを見守りました・・・そのウサギは二度と愛するという間違いは侵さないと誓いました」

ソンイが顔にかぶせていた本を取りブランケットをかけ直すミンジュン。

そして朝鮮時代のイファを思い出す。

イファ「実はわたし、旦那様が好きです。わたしは早く歳をもっと重ね美しい女人となった姿をお見せしたいと思います」

『けれど答えてみて?愛がないけれどどのようにお話を幸せに終わらせることができるの?』とさっきまで読んでいた本の続きを思い浮かべるミンジュン。

怪しい男が本の間に何かを挟む。

『嫉妬』という名の本に挟まれていたのはユラの遺書だった。

パク刑事との会話中にそれを見つけて驚くユラの妹ユソン。

朝帰りして父に叱られるフィギョン。

お前には関係ないことだと。

3年前に父が検察捜査を受けていた時にもソンイの尻を追い掛け回していたことをあげつらう両親。

フィギョンは財閥にできないことはないでしょうとソンイを助けてくれと懇願する。

けれど父は息子が一人心だと思うぞとその願いを突っぱねる。

さすがに母はかばい父からフィギョンを遠ざける。

手足を天井に向けてぶらぶら体操をしているソンイ。

周りは食べかすやらないやらで散らかし放題だ。

『グッド・モーニング!』とソンイ。

さらにわたしのためにワクワクして眠れなかったでしょ?ソーリー・ソーリーと言う。

何をやってるんだとミンジュンが問うとラーメンを食べて寝てむくんだからだと答える ソンイ。

一人がただ寝ただけなのに荷物が別の家になってしまったと皮肉を言うミンジュン。

そうでしょ?雰囲気が違うでしょ?と肯定的に取るソンイ。

家が散らかるのが嫌だからすぐに片付けろとミンジュン。

いきなり『1111』と言い出すソンイ。

自分の部屋の暗証番号を思い出したのだ。

血が頭に行くから頭が良くなる気分だわと納得している。

呆れたミンジュンはソンイの頭のしたのクッションを奪う。

そこからはもみ合いだ。

そしてミンジュンがマウントポジションを取ってソンイを押さえつけた時にチャン弁護士が現れる。

ミンジュン「と、父さん!」

とっさにごまかしたミンジュン。

チャン弁護士「ハイ?(丁寧語で)」

ベルもなしに入って恥ずかしかっただろう?わたしもチョン・ソンイさんで驚いたとチャン弁護士。

ソンイ「お父様なんですね。とても驚かれたでしょう?」

すっかりよそ行きのソンイ。

情が深い息子さんが困難な状況のわたしにここに居ろと・・・他の誤解をなさらないでくださいとソンイ。

チャン弁護士が持っているものが気になるソンイ。

妻が、いや、この子の母が作ったおかずだというチャン弁護士。

一緒に食べないというミンジュンだったがお父様が来ているのに礼儀知らずとソンイに言われチャン弁護士も同調するので仕方なくテーブルに付くミンジュン。

ソンイ「あ〜、手料理を食べるのはいつぶりかわからないわ!美味しく頂きます、お父様」

ハイテンションで美味しいという。

口をつぐんで食べろとミンジュン。

口をつぐんでどうやって食べろと?そうでしょ?お父様とソンイ。

何がお父様だというミンジュンに友達の父もお隣の父もみんなお父様だというソンイ。

人生を少なく生きてきたのねとも言う。

お前よりは長く生きているというミンジュン。

それなら証拠を見せろとソンイ。

ミンジュンがやり込められているのがおかしくてしょうがないチャン弁護士。

魚を裏返そうとしたミンジュンを箸で阻むソンイ。

魚を裏返して食べたら海にいる船が転覆するとお父さんが言っていたからそのままで食べろというのだ。

遺書。

熱心に事件の謎を解こうとしているユ検事のもとにパク刑事がやってくる。

そして事件は集結したようだとユラの遺書を渡す。

そして解剖結果で精神安定剤いくつかの鎮痛剤抗うつ剤成分が検出されたから、ゲームオーバーだという。

それでもまだ終わってないと判断するユ検事は筆跡鑑定とマスコミへの情報封鎖を命じる。

昨日まで遺書は出てこなかったしなにか盤石過ぎるのだと言うユ検事。

パク刑事はそれなら他殺を疑っているのかと問う。

他殺にはそれにより何かを得る者がいるがそれが誰なのかとパク刑事。

部長がチェギョンの前でプレゼンを行っている。

褒められてわたしがしたというタイミングでソンイの記事を見ていたフィギョンが『チキショウ』とつぶやく。

するとフィギョンの助けを多分に受けたと言い始める。

まだ半月しか仕事をしてないのに?と問うジェギョン。

その間にすごく助けられたと部長。

会議後、ユ課長はどうしたのかと問うフィギョン。

彼は部長により巨済島に飛ばされていた。

いい人だったようなのに惜しいなとつぶやくフィギョン。

初任検事。

ジェギョンに報告する部下。

一般的にはこのぐらいすればカタは付くのに初任検事だからあれこれやっているようだと告げる。

検事の名前は?と問うジェギョン。

ユ検事はセミの兄だ。

あなたの顔はアナウンサーの顔なのにお父さんの生涯を見ても検事がしたいの?とソニョン。

ユラの事件を受け持ったことに驚く。

美容室で聞きこみをするユ検事とパク刑事。

『そうだったようです』と曖昧な推測で答える店員に直接見てないんじゃないかというパク刑事。

CCTVを確認すると争いをやり始めたのはユラだった。

そして船上にいた謎の男も映っていた。

ミンジュンとチャン弁護士はソンイに頼まれた化粧品などを買い出ししている。

チャン弁護士はソンイと親しそうだし30年で初めて先生と一緒に食事をしたと笑みを浮かべている。

誤解してらしゃるようだと前置きしソンイがイファと関係があるのかただ似ているだけなのか確認したいだけだと言い訳をするミンジュン。

つけまつげがあそこにと言われて飛んで行くミンジュン。

妻の用事をする周りの男性と何も変わらない様子に笑みを浮かべるチャン弁護士。

破片。

スーパーからの帰りソンイの広告看板が外されるのを見るミンジュン。

そして記者も引いてしまう。

家の中に入るとソンイがいつもの体操をしていた。

逆立ち幽霊のようなのはやめろとミンジュン。

記者たちは未だいるのかと問われいないと言わないミンジュン。

あいつらは家はないのかとソンイ。

そして家から出れないから息苦しくて死にそうだと広告を見ようとする。

ソンイ「夜に見ると妙にセクシーだけど昼に見るとまた清純なのよ、一緒に見る?」

ソンイを止めるために超能力でわざと花瓶を割るミンジュン。

ガラスの破片を踏んづけたらどうするのよとミンジュンに片付けさせようとするソンイ。

『ゴム手袋を必ずしてね』と付け加える。

それでも広告を見ようとするソンイにメールが来た、電話がうるさいと言い、窓際から離れさせようとするミンジュン。

『姑なの?干渉して・・・』とソンイ。

マネージャーからの電話でユラの妹が遺書を暴露して記者たちが大騒ぎしているという。

そして全てをソンイがかぶる格好になってるからどうしよう?という内容だった。

一旦切るわとソンイ。

ソンイ「わたし行くわ。わたし記者たちに話があるの。わたしのせいじゃないって話すわ。わたしがどうしてここに隠れていなきゃいけないの?何を間違って?」

ミンジュン「大丈夫か?」

ソンイ「当然大丈夫よ。なぜって?わたしのせいじゃないから。天も知ってて地も知ってってわたしも知ってて死んだハン・ユラも知ってるわ。だから大丈夫よ」

ミンジュン「そうじゃなくて・・・」

ソンイの足元を見るミンジュン。

ガラスの破片を踏んで血が出ている。

ミンジュン「動くな」

言ってソンイを抱えるミンジュン。

ソンイ「本当にわたしのせいではないわよね?本当にわたしのせいならどうしよう・・・」

涙を流すソンイ。

ソンイをソファーに放り出し『お前のせいじゃない。だから変な考えはせずに身動きもせずに黙っていろ』

ホン社長がほうきで店先を掃いている。

入るのかはいらないのかと小学生カップルに問う。

ちょっと待って、話し中だからと男子。

お前のせいで掛け算も割り算も目にはいらない『オレ、お前の事好きなのか?』と男子。

お勉強があるので愛を語ってる場合じゃないと断る女子。

※もちろん『相続者たち』のパロディーです。

男子にヤクルトを出すホン社長。

『人生がこんなにおつらいものなの?お姉さん』と男子。

青ジャージと赤ジャージはそんな会話をしているところから少し離れた場所でジャージャー麺をかチャンポンかと言っている。

楽に生きれば楽だし辛く生きればすごく辛いとホン社長。

初恋。

ミンジュンは薬局へ行き専門用語をまくし立てる。

リスニングが追いつかない店員。

ホン社長「ただ自分だけを愛して生きれば気楽だけど他の人を好きになり始めたら人生絡まって大変になるのよ」

その後家に帰りソンイの治療を始めるミンジュン。

ミンジュン「全て出来た。そして記者も行ったようだ」

ソンイ「ありがたかったわ。わたしを止めてくれて、そしてわたしのせいじゃないと言ってくれて」

ホン社長「元来そういうものなの。心の準備なんてする時間もないし突然不意にあっけなくフックとして入ってくるものよ」

『お姉さんはどうしてこうも良く知ってるの?』と男子。

『どうであっても、今君の心情をお姉さんわかるわよ。もともと初恋の人が一番戸惑うものなのよ』とホン社長。

ソンイが帰った家で小さな喪失感を感じるミンジュン。

魚も裏返しにしない。

ベランダに出て隣を眺める。

『狂ったのか?なにしてるんだ・・・』とミンジュン。

グルーピー。

ソンイの弟ユンジェが男子数人と喧嘩して警察にいた。

何もしてないにやられたという男子たち。

きっとチョン・ソンイのグルーピーに違いないという。

名前を聞かれても答えないユンジェ。

本当にグルーピーなのかと問いソンイの悪口を言いとにかく家族教育が重要だとも言う。

立ち上がるユンジェ。

そこにフィギョンが『そういう言い方をシてはダメでしょ』と言い入ってくる。

ソンイが男のせいで髪を掴んで喧嘩したのを見たのか?証拠はあるのか?公権力を使ってデマを広めるのか?と警官に食いつくフィギョン。

誰なんだと聞かれると『チョン・ソンイのグルーピーだ!』と答える。
警察から出てくる二人。

『オレのミチョ、夕食は食べたか?』とフィギョン。

『ミチョ?』とユンジェ。

『未来の義弟(ミレエ チョナム)』とフィギョン。

フィギョンは面が割れてないという理由でソンイの母から頼まれてやってきたのだった。

母の下心は他にあるから気をつけろというユンジェ。

どうにかしてあなたと姉をくっつけようとしているし財閥の息子でなかったらそうではないという。

だからウチが財閥家だということがどんなに良かったか。

ちょっとやそっとじゃ潰れないからお母さんはずっとかわいがってくれるとフィギョン。

そして、姉さんがしんどいのはわかるだろうとお母さんと未来の義弟の面倒はオレが見るから何かあったら言ってくれという。

そんなフィギョンを邪険に扱うユンジェ。

夕食を食べに行こうと言うフィギョン。

急だから何もないとフィギョンに言うミヨン。

祝い膳か?ウチに慶事でもあったのか?と皮肉を言うユンジェ。

ミヨンはさっき電話したら明日から仕事をするとソンイが言っていたと話す。

またソンイの強靭な精神力はわたし譲りで美貌だけ譲ったのではないと言い出す。

そんな話を聞いてられないユンジェは席を立つ。

ミヨンはフィギョンに対して話を続ける。

強いと言っても本当は脆い子なので今がチャンスだと。

女というものは自分が一番つらい時に手を差し伸べられると揺さぶられるものだと。

他のすべての人が自分を無視してもこの人が守ってくれると思ったら心が行くものだ。

だからチャンスなんだ。

『アンダースタンド?』とミヨン。

相次ぐ降板。

ソンイが事務所に顔を出す。

廊下を歩いているとCMの撮影がキャンセルになったことをスタッフとアン代表が話しているのが聞こえる。

売上にとてつもなく貢献したのにと手のひらを返されたことを嘆いている。

ソンイはその場に出て行き海神コスメのCFはやらないという。

顔に塗ったら引きつるし取るに足らないモノでわたしを信じて購入する人たちへの礼儀に反するからこっちから願い下げだという。

この調子でドラマでも急に留学させられ出番がなくなったのをこんな台本では演技ができないからこっちから願い下げだと言い、美容室、グラビア撮影でも同じように自分から願い下げだと言う。


これが精一杯のソンイの自己防衛だった。


最後に明日はスケジュールがないということでチキン&ビールにしようと注文してもらう。

するとそこでも注文を受け付けないと言われてキレる。

けれどただ注文が多すぎて受けられないというだけだった。

ジェギョンはユラのバッグを持っていったのがソンイだと気づく。

ソンイはセミを呼び出し店でチキンを食べていた。

セミには明日撮影だから食べるなと言いつ頬張っている。

セミは兄が担当検事で何も確認されないというから捜査が終われば全ては過ぎ去るという。

ソンイ「ありがとう、わたしは友達(あなた)しかいないわ」

セミ「みんなひどいんじゃない?どんなに世論がよくないからって一日で主人公を切ってしまうって何をどうするというの?」

そこに何処からかメールが入る。

主演交代の話を緊急にしましょうというドラマ監督からのメールだった。

なんのメールかと問うソンイ。

母さんが氷の上で足を滑らせて足首にヒビが入ったようだと答えるセミ。

早く行かないと向こうのテーブルの悪口も気になっていたと言うソンイ。

一緒に寝てあげようと思っていたのにとセミ。

ジェギョンの訪問。

家に帰ったソンイにチェギョンから電話がかかる。

ゴールドパレスに引っ越したと聞いたけど友人の家がここにあってたまたま寄ったのでお前の顔も見ていこうと思ったという。

出て行くというソンイに場所はわかるから行くというジェギョン。

ニュースで見たしこの街の人は友人も含めてみんなお前の家を知っているという。

『コーヒーを一杯ごちそうしてもらえるか?必ずしたい話もあるし』とジェギョン。

地下駐車場でジェギョンを見かけるミンジュン。

なんとなく気になって思い出そうとした矢先ミンジュンはパク刑事に声をかけられる。

ユラの殺人事件の件で色々と聞きたいのだという。

また本来は参考人招致をシなければならないのだがと断った上で来てくれという。

要求を受諾してパク刑事についていくミンジュン。

尋問。

刑事「教授でしょ?」

ミンジュン「講師です」

刑事「次期は授業を受け持たないってどこかへ行くのですか?」

ミンジュン「個人的なことです」

パク刑事の車の中でもそれなりの尋問が行われる。

ハーバードを出た人を初めて車に乗せたとパク刑事。

ミンジュンは目をつぶりさっきの男性について思い出している。

指輪を触る仕草を思い出し目を見開く。

そのころジェギョンがソンイの家に着く。

ジェギョン「入ってもいいか?」

ソンイ「もちろん、入ってください」

この間にちょっと尋ねますとパク刑事。

刑事「ハン・ユラの事故が起きた日どこにいましたか?クルーズ船にはどうやって乗りました?招待状もなしに」

いきなり社外に出て走りだすミンジュン。

第5話のエピローグ。

ミンジュン「1メーター」

大きな声を出したミンジュンから離れるソンイ。

ミンジュン「1メーターならそこよりも近くに来てもいいようだけど」

ソンイ「あ〜、あれってどこの家の娘なのか、綺麗だ〜!ホント綺麗」

そのソンイに少しずつ近づくミンジュン。

ソンイ「あ〜、どうやってあんなにできたのかね?(綺麗に生まれたの?)」

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